アングラーズレポート
2025.06.17 バス
フィールドテスター YANG SUNG HOON(ヤン・ソンフン)
「LURE BUNG CUP 2位入賞! レポート」
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こんにちは。TORAY韓国フィールドテスターのYANG SUNG HOON(ヤン・ソンフン)です。
去る5月25日(日)、韓国の忠州湖で開かれたLFA(ルアーフィッシング協会)主催のオープントーナメント「LURE BUNG CUP」に出場し、「2位入賞」を果たしましたのでレポートさせて頂きたいと思います。
まずレポートに先立ち、日頃より自分を信じ、サポートして頂いておりますTORAY社に多大なる感謝を申し上げながらレポートをスタートしたいと思います。


当日の水温: 19~21℃
当日の天気 : 午前は曇り、午後は晴れ(最低気温 9℃/最高気温 23℃)
今回のトーナメントにおいてまず初めに重点を置いたのはズバリ「バスの居着くポイントを探し出す」ということでした。
今回の大会のポイントは、忠州湖というフィールドは韓国国内の中でも非常に規模の広いフィールドです。バスの個体数もさほど多くはないですが、数多くの大会が開かれることはないのでプレッシャーはさほど高くありません。
一ヶ所で粘り続ける釣りをするよりはバスがいれば反応してくれる。しかしバスのコンディション自体はスポーニング(産卵)というキーワードが重要になってくる時期なだけにまず一番にバスが居着くポジションを探し当て、そのポジションと似たような条件が揃っている他のポイントをより多く探し当てること。
2つ目にバスが負担を感じることなく自然と口を使ってくれるルアーを探し当てることを目標に定めプラクティスに入りました。
<1.シーズナルパターンにあったバスのポジション探し>
忠州湖というフィールドは普段から水質はクリアですが、プラ当日は雨と風の影響で水に濁りが入り、大会当日の午前も天気は曇りということを視野に入れ、目で確認できるバスを探すことはプランから外しました。
スポーニングというバスにとって大きなイベントと言える影響で体力を使い果たしたバス達は少しでも水に流れが生まれている場所よりは風が水の流れの影響を少しでも受けにくい場所にいることを好むだろうと予測し、本流域は外し、流れが止まったり生まれていない場所と風の影響を少しでも受けにくい場所を探しました。
予想した通り、数日間続いた水抜きの影響で最も水の流れが生まれる本流域ではバスからの反応はなく、流れが無かったり、止まっている場所がバスを釣る上でキーポイントになったように思います。
下流域の本流と支流を繋ぐ、本流に近い短く小さいワンドのポケットと風の影響を受けにくいワンドに沈んだレイダウンにサスペンドしているバスからのバイトのみを確認でき、似たような地形を成した場所で5回ほどのバイトを得て、プラクティスは終了となりました。
バスの居着くポジションは探し当てたので、2番目に重要になってくる部分としてはバスが口を使いやすいルアーをセレクトすること。時期、フィールドの水質、水温などを考慮した上でルアーをセレクトすることが重要になってきました。
その中でも忠州湖もネコリグ! プラの時点でも5バイトすべてネコリグへのバイトでした。


本流に近いワンドの岩で形成された岬のポイントに移動後、風の影響を受けにくいバンクをネコリグで攻略しました。
風も強く、ラインが飛ばされ、ボートも流されてしまうため、少しでもルアーがボトムから浮き上がらないようにネイルシンカーは2.3gを使用し、アクション時の移動距離を抑える。
短い距離でバスに長くルアーを見せるためにラインのスラッグを利用し、アクションを入れた瞬間、わずかにバイトを感じ、フッキングすることに成功しました。
バイトの感じや序盤のファイト溢れるバスを見た時、初見では40cmくらいかなと思いましたが、エラ洗いするバスの姿を見た時、絶対にバラしてはならない魚と瞬時に感じ、慎重にランディングを行いました。
1本目に釣り上げたバスは50を軽々超えているかに見えましたが、それをはるかに超える、まだ産卵を終えてない3kgオーバー(正確には3,180g)のモンスターバスでした。本当に自分でも信じられない位のバスが釣り上げることに成功しました。
飛距離を出すアプローチと繊細な感度を求めてメインラインは「スーパーストロングPEx8 0.6号」をセットし、ショックリーダーは岩盤が多く、バスのサイズも大きいことを想定し、製品ラインナップの中で最も強いショックリーダーと言える「パワーゲームルアーリーダー」の「8lb」を組みました。


タックルデータ


1尾目のバスを釣り上げたポイントからさほど離れていない場所にある短いワンドの奥のチャンネルが形成された水の中に沈んだ岩盤エリアをチェックした後、絶対にバスは着いていると確信を持つことができました。
1尾目を釣り上げたネコリグで同じように攻めてみましたが、予測した通り、反応はなく、ルアーを回収した瞬間、まるでコイかと思えるほどドデカいバスがルアーに向かって突進してくる姿を目で確認することができました。
再度何度かアプローチしてみましたが、ノーバイト。。しかし、既に捕食スイッチは確実に入っていると確信し、ワームをサイズを10インチまで上げたロングワームをフックがオープンセッティング。
2.3gネイルシンカーを挿入したネコリグで、確実にフッキングできるセッティングに変えて、小さく遅いアクションで攻略してみました。
食わないかと思った瞬間、バイト! 落ち着いて送り込みながら力強くフッキングすると見事にかかりました。
目で確認したサイズを遥かに超えるサイズのバスが上がってきました。この魚もコアングラーとして同船した同じLunker社所属のフィールドスタッフ、チェ・ギュテ氏の安定感溢れる見事なランディングネットさばきで見事、ランディングに成功しました。
2尾目もボートに上がってきてみた姿は、60cmはあるように見える「55cm」のモンスターバスでした。
ラインはハイパワー使用に合わせて「14lb」まで上げてしまうと、軽いルアーを繊細に使うことが難しくなるため、根ズレに強く、抜群の強度を誇る「ソラローム®エクスレッド 12lb」をセレクトしました。

普段のこの組み合わせがヘビーカバー際においても安心してランディングを成功させてくれるタックルセッティングとなっています。
