アングラーズレポート

2025.07.02 バス

フィールドテスター 塩見友広
「JB岡山 第2戦 優勝! レポート」

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春の大型連休も明け、過ごしやすい気候になってきましたが、中国地区の水中の様子は大きく遅れ気味な状況となっております。その考えられる要因として、冷たい雪解け水の流入による底冷え、ダムの水位が不安定な状況が続いたことです。

そして周期的な天候不順。。今年冬から春にかけての天候不順は生鮮野菜の高騰もあったように、動植物と同調する事が多く、それらの要因から全体的に大きく、遅れている状況下での開催となったJB岡山第2戦でした。

また、本来は旭川ダムでの開催でしたが、前々日からの纏まった雨予報によって、警戒の放水が続き、元より低い水位を更に水位を下げ、ボートが下せれなくなる可能性から急遽、高梁川での開催となりました。


旭川ダムも高梁川も、本来はミッドスポーン後半~アフタスポーン中期といったタイミングとなる時期であるはずが、高梁川での前日プラクティクスの感覚的割合で表すと、プリスポーン5割、ミッドスポーン3割、アフタスポーン2割といった感じから、天候に応じた各魚に合わせた釣りを展開していくプランで本戦を迎えました。


本戦当日は、ローライトで少し肌寒いくらいの天候。昼前には4m位の南の風も出る予報でした。

フライト順も良かったので、前日に底荒れを起こすくらいの爆風が吹いたことを考慮して、ハードボトム又は硬い背の高いストラクチャーに絡むプリ・ミッド・アフターの魚が寄る条件の整った橋脚周りの石積に入りました。

風が吹き始めるまでの時間をミッドスポーンの魚に時間を費やしましたが、前日の夜まで吹いた爆風の影響は大きく、確認していたミッドスポーンの魚はもぬけの殻となっていました。

また、近くのプリの差し場となるスポットも、モニター画面からの情報ではパッとしませんでした。


そこで、アフターの魚を狙うべく、風が吹き始めたタイミングでライトリグのスイミングをスコーピングして映していると、3m位砂底ボトムから橋脚の石積が始まる2.5m位の岩とショボい木の枝が絡んだようなストラクチャーから、凄い勢いでライトリグを見に来るデカい魚影を確認。

戻っていく先の岩と枝付近に「ソラローム®エクスレッド 4lb」をセットしたノーシンカーワッキーのタックルに持ち替え、再びスイミングで見に寄ってきたタイミングで岩の隙間に追わせるように落としてシェイク。

すると、違和感のようなバイトに体が反応して巻き合わせ状態でワームだけ持っていかれ、針掛はしていない感触だったので、同じスポットに落としてシェイクしていると、岩に挟まったような重くなるだけの違和感。。

シェイクし続けているとモゾっと重く動く感覚をこらえてシェイク、シェイク。送り込んで魚が動き始めたのを確認してスイープにフッキングで完全に乗せる事に成功し、岩と枝に頭を突っ込んでいるであろう魚の挙動と感覚をエレキで近寄り真上から引き離すように、沖の何もないエリアまで誘導してネットイン!

ネット内にいっぱいの長さのあるドキッカーで1本目! 口を見ると、送りすぎたのか喉奥にフックを飲まれ、歯で擦られ白くなった口元のラインにヒヤリとしましたが、「ソラローム®エクスレッド 4lb」は耐えて貴重なキッカーをキャッチさせてくれました。

【ソラローム®エクスレッド 4lb】


このキッカーを捕って、次に目星を付けていたミッドの魚がいるバンク沿いの沈船とロープが絡むエリアに移動すると、前日同様に魚が残っていようなので粘っていると、突然ベイトボールが入り活発になった瞬間!

リアクション的に食って掛かり、沈船と水面下のロープを乗り越えさすために無理やり目測1kgサイズを浮かすと、リアクションで甘く掛かっていた薄皮が切れて惜しくもフックオフ。。

更に移動した先の、ハードボトムのブレイクにメスが絡んでいたミッドの魚に、モニターを見ながらスコーピングのリアクションで口を使わす事が出来ましたが、リアクションでロッドを大きく煽った直後のバイトを、巻き合わせで上手く乗せきれたと思ったのもつかの間で、目測800gサイズを船べりのジャンプでフックオフ。

不味い流れを打ち切りたく、思いつくエリアを走り回りましたが、残り時間異常なくタイムアップとなってしまい、この1本ではこの流れ的に勝てないかも。。と、思いながらウエイン。


今戦は3本揃えないと勝てないと思っていましたが、思いのほかウエイン率も低く6名のウエインで皆1本での勝負と知り、後は運任せ。不運が続いて流れ的に無いかなと思っていましたが、最後に運よく「優勝コール」され一番高いところに立つ事が出来ました!


プロ戦も残り2戦ですが、第1戦時に惜しいミスが続いてしまいゼロ申告となっていました。しかし、今戦で年間暫定2位(同ポイント)となっているので、今後の試合次第ではまだ可能性があるので、ミスを減らして更なる上を目指し頑張ります!


タックルデータ

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リールスピニング2500番
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